投資において、損切りは大事、損切りが出来なきゃ勝てない。
これは今では投資をする人の間では常識のようになっています。
ですが、いつ損切りすればいいのでしょう?
あなたの投資を機械化します
オートマチックトレード
松村博史
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一般的に損切りは大事
「損切り」大切な行動です。
そもそも買って下がるような銘柄を買ってさえいなければ損切りなんて考えなくていいんですが、100%勝つ人はプロでもいません。
プロは上手に負けるので勝つのです。
さて損切りの一般的な話はさまざまな書籍、ネット情報がありますのでそちらに任せます。
自動売買における損切り
私は「自動売買における損切り」を考えてみたいと思います。
どうしてこんなに損切りが大事ということが書籍になったり情報として溢れたりするようになったのでしょう?
自動売買でない場合、人が注文を出すわけですが、損切りができないんです。
理由は
- 自分が買ったものは上がるはずという心理的バイアスがかかる。
- 損をしたということを確定したくない。
- 見なかったことにする。
3番目はちょっと不真面目ですが、おおよそ上記のような理由でしょう。
ところが自動売買となると、機械は上記理由は全く考慮しませんから、スパッと損切りしてくれます。
損切りやり放題です。
損切りルール作成の間違い
ということで、さんざん損切りは大事と聞かされてきた投資家さんはちゃんと損切りルールを入れて自動売買します。
たいていの方はその設定の仕方が間違っています。
それは損切り値に固定値を入れること
例として株であれば一律3%、日経225先物でであれば30円、FXならば30pipsなど
この理由もわかります。
さまざまな損切り推奨の情報を読んでみると、固定値で損切りするよう書いてあるんです。
損切りに固定値を使う理由は、従来の取引システムのできることにも由来します。
長い間指値しかできませんでしたから。
逆指値(損切りのできる注文方法)ができるようになったのはこの数年ですから。
どちらにしても固定値を指定して取引するようになっています。
でも考えてみて下さい。様々に変わる相場環境で、常に同じ損切り値が最適であるかどうか?
固定値も完全な間違いではないでしょう。
ですが価格の変動が激しい時とおとなしい時と同じというのは、なにか損している気がします。
これからの取引システムではこうなる
時代は進化しています。
弊社の提供する注文予約システムでは変動する値を引き金として使えます。
例えば、株や日経225先物やFXを保有しているとして
- 現在値が昨日の安値以下になったら(昨日の安値は毎日変動します)
- 現在値が一つ前の60分足の安値以下になったら(60分足安値も1時間ごとに変動します)
- 指標を使って、移動平均が交差したら(移動平均の交差は注文時点では指定できません)
などなど。
今後はこのようなことのできるシステムが登場してくることでしょう。
私だけではなかった
私も親交のあるシステムトレーダーかつシステムトレーダーを養成している西村さんがこんなブログを書いていらっしゃいました。
このブログの結論は私のそれとは少し違いますが、損切りを固定値でやっているのは間違いという部分は同じでした。
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最後に
今後の取引ルール作成に役に立てれば幸いです。
ピンバック: Sell at ten o’clock(2015-06-18)損切り-40円 | 株、先物とFXの自動売買をつくる船場の社長ブログ