FXの世界で自動売買といえばMT4。実質これしか無いと言っても過言ではありません。MT4はかなり自由度の高いソフトウェアです。外部プログラムを読みこませることでコンピュータにできることなら、およそなんでもできます。今日はこの外部プログラムの作成について。
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自動売買プラットフォームの老舗
オートマチックトレード
松村博史
大阪の事務所から
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WindowsではVBAくらいしかプログラムしたことのない私どもがdllを作る。苦労しました。
MT4で読めるdllはアンマネージdllというものになります。英語ではunmanagedって書いて有りますが、日本語ではドを付けないんですね。
.NETプラットフォーム上で動くプログラムはマネージdllといいます。C#やVBがそうです。
ではアンマネージdllって何?となりますが、VCまたはVC++で書いてコンパイルしたプログラムという事になります。
アセンブラで書いてもいいですよ。そんな人いないと思いますが。
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Windowsプログラマではない私どもの会社にはWindows環境でプログラミングに必須のVisualSudioがありません。
がっつり開発するのなら購入するのは当たり前なんですが、ちょこっとしたプログラムを組みたい時、購入は大げさです。
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こんなときに便利なものがありまして、VisualStudio Expressというものがあります。こちら無料です。
私どもはVisualC++ Expressを導入しました。
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もちろん製品版に比べて機能が削られています。
・画面が作れません。 MT4のdllでがっつり画面操作することはありませんので要りません。
フリーのリソースエディタというものがありまして、簡単な画面なら作れます。凝ったのはしんどいです。
・便利なライブラリが入っていません。ATLとWTLを指しています。これらは自分でダウンロードして環境にセットすることができます。
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こういうことが許容できるのならば無料というのは嬉しいです。こういうことに時間をかけるのは無駄なので購入するというのは意味があります。
こうやって環境を整えたらプログラミングです。
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私どもはJAVAプログラマですが、メモリ開放をちゃんとするということに気をつければC++でも同じように書けます。
言語の癖に慣れるまではちょっと時間を要しますが。
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で、何を作ったかと申しますと、MT4と弊社システムの連携です。 MT4と弊社システムは連動することが出来ます。これ以上の内容は個別に聞いて下さい。
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今日は技術系の話を書くことができました。めでたしめでたし。
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