TradingView 内蔵ストラテジーに損切りを入れる方法

無料の内蔵ストラテジーをそのまま稼働させてもそこそこ勝つものがあることは紹介しました。

ご利用者さまから損切りを入れるともっと勝つはずなんだけどとご意見が有りました。

どうやって入れるのかを解説したいと思います。

TradingViewが面白すぎる
オートマチックトレード
松村博史

解説したいと思いますって偉そうにいっていますが、実はご利用者様が自己解決した方法を教えてもらいました。

では早速

TradingViewまだ使ってないという方はこちらです。
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今回は内蔵ストラテジーの「MACD Strategy」を題材にします。
他のストラテジーでもやり方は一緒です。

目次

まずMACD Strategyのソースコードを表示します。

はい。前回は内蔵ストラテジーの出し方を解説しましたので馴染みの方もいらっしゃるかもですね。

インジケーターというところをクリックします。
次に検索窓にMACDと入れたほうが探しやすいでしょう。
MACD Strategyをクリックします。

すると

こんな風に下段にバックテスト結果が出ます。

今回たまたま1時間足を表示しているところでMACD Strategyを適用したらこんな結果になっていてびっくりでしたけど。

ちなみに青が利益です。TradingViewでは足1万本分のバックテストができます。1時間足だとさかのぼって2019-04-05 01:30からになります。

なんと利益の額が1,486,000円となっています。1年4ヶ月で300%!!
なんにも工夫していません。TradingViewに入っていた無料のストラテジーです。

とまぁ、今回はそこが重要ではないので置いといて。(いや、ちゃっかり自分のは連動させときましたよ。笑)

損切りを入れる作業に戻ります。

次にソースコードを表示します。

チャートの左上にMACD Strategyと書かれている文字が有ります。

その文字にマウスをあわせると右横にいくつかアイコンが現れます。

その中の{}(ソースコード)をクリックします。

するとチャートの下段がこうなります。

あの素晴らしいパフォーマンスを出しているストラテジーのソースコードがたったの18行。それも驚きです。

さて、ここに損切りの行を足したいところですが、実はこのソースコードは読み取り専用となっていて書き込めません。

ではどうするか?

既存のソースコードを元に自分のストラテジーを作りましょう。

それにはこうします。

メニューを表示するボタンです。クリックすると以下のようなポップアップが出るのでコピーを作成をクリックしましょう。

名前をつけるよう言われますので。「MACD Strategy損切り付き」などにして保存しましょう。

ここで試しにインジケーター&ストラテジーを確認してみます。慣れたら要らない作業です。
マイスクリプトをクリックします。

ほら、あなただけのスクリプトができましたよ。
画像は私がすでに動かしているスクリプトもあるので2つになっています。

さて、確認が出来たところで本題にもどります。

損切りを入れます。

いまスクリプトを記述する画面(エディター)は下図のようになっています。

17行目に以下のように打ち込んで下さい。

strategy.exit("Loss Cut",loss= 40)

こうなります。

40ティック、すなわちミニは5円刻みなので200円の損がでたらexitします。

”Loss Cut”の文字は何でもいいです。チャートや取引履歴に表示される文言です。

この一行で買玉にも売玉にも対応しています。

このままで機能的には十分ですが、表示名が元のままになってしまいます。
表示名も変更しておきましょう。

チャートに追加します。

ここまで出来たら打ち込んだ内容を保存し、チャートに追加してみましょう。

チャートの左上を確認します。

はい。ちゃんと表示されていますね。

以上で内蔵ストラテジーに損切りを入れる作業は終了です。お疲れ様でした。

損切り値の40を変更してお試し下さい。

他のパラメータも変更できます。

もうお気づきの方も多いと思いますが、MACDのパラメータ12,26,,9も自由に変更できます。

お試し下さい。

おまけ

損切りを入れてパフォーマンスはどう変わったか?
ご自分でお試しの方もいらっしゃるとは思いますが。

同じ期間で、利益が1,625,500になりました。

損切り無しが、1,486,000円でしたので、139,500円の改善です。

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オートレ松村 について

オートマチックトレード株式会社 Automatictrade.Inc 機関投資家が行なっている自動売買も個人投資家も必要になる時代がくるとの思いから2006年自動売買関連システム専業のシステム開発会社を立ち上げる。 以来、個人投資家に自動売買サービスを提供する一方、証券会社のサービスの構築、証券会社とAPIを通じたコラボレーション、証券取引所から相談を受けたりなど、自動売買業界の先駆者として活動している。
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