ダメな取引ルールには理由がある。

失敗には理由があるが成功には理由がない。

聞いたことありませんか?

似ていると思ったことに失敗する取引ルールには必ず理由がありますが、

利益を出す取引ルールはなんでだかよくわからないことがあります。

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勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。

プロ野球の名監督であった野村克也さんの言葉とされていますが、古い剣術書「剣談」からの引用だそうです。

これをもじったのかどうかはわかりませんが、「失敗には理由があるが成功には理由がない。」ということも聞きます。

ITでいうと今、FacebookやLineがありますがこれを真似したからといって成功するかというとそうではありません。

でも、最初にお金をかけ過ぎたり、ブームを追ったりということをすれば、ほぼ失敗することは知られています。

失敗する理由はたくさんあって、それらはほとんど分析されているのでそれをしなければ成功するのかといえば、これまたそうではないので不思議なものです。

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長い間、取引ルールを作っている方々をサポートしてきて、ダメなルールには共通点があることに気づきました。

  • スキャルピングを機械にやらせる。
  • 指値を使って短期売買させる。
  • たくさんの条件が揃わないと発動しない取引ルール。
  • テクニカル指標の過信

などなど。

相談していただいたら、だいたいダメなものは先にわかるようになりました。

超短期売買、テクニカル指標のパラメータの調整、これらはいい成果が出ることは極稀です。

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逆に、うまくいっているパターン。

これは私がダメでしょうと言ったにも関わらず、うまく機能するルールができたりよくわからないことが有ります。

直近では、「日足STCの交差でドテン」

記事の最後でリンク先を示します。

だいたいテクニカル指標はすべて値動きを受けて計算されるため、値動きより遅れてサインがでます。

買いなら上がりだしたところでサインが出ればいいですが、山の中腹くらいでサインが出たりします。

逆に売るときはてっぺんで売りサインが出ればいいですが、下がって中腹くらいまできてサインが出たりします。

これはレンジ相場のときに顕著で、値動きが小さい時にテクニカル指標を使った取引をするとだいたいやられます。

5分足や10分足など、日足と比べると間違いなく値動きは小さいので、こういった足でテクニカル指標を過信すると良い結果は出にくいです。

短い時間足を利用するときは、四本値で勝負している人がいい結果をだしていることが多いですね。

日足ストキャスティクスを使った取引ルールについても、私は信じていませんでした。

お客様の一人が、どうしてもやりたいというのでサポートさせていただきました。

取引ルール自体は著作権があるようなものでもなんでもなく、ただ単にゴールデンクロス、デッドクロスでドテン売買するもの。

それが11ヶ月で139%の利益を出しているのですから、人生わからないものです。

人生は大げさですね。

最後にリンクを貼っておきます。

日足STCの交差でドテンへはこちらをクリック

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オートレ松村 について

オートマチックトレード株式会社 Automatictrade.Inc 機関投資家が行なっている自動売買も個人投資家も必要になる時代がくるとの思いから2006年自動売買関連システム専業のシステム開発会社を立ち上げる。 以来、個人投資家に自動売買サービスを提供する一方、証券会社のサービスの構築、証券会社とAPIを通じたコラボレーション、証券取引所から相談を受けたりなど、自動売買業界の先駆者として活動している。
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