売りから入れるってどういうこと?

FXや日経225先物では最初に買うだけでなく、売ることもできます。

下がると思えば売る。持ってないのに売る。???

最初に知った時には理解に苦しみました。

nayamu

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松村博史

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大抵の人は投資を始める時、株式から入ると思います。

私もそうでした。

株券というものがあって、将来その価値が上がると思えば買う。

思惑通り上がれば、利益。

外れて下がれば損。

わかりやすいです。

ほぼ80〜90%の個人投資家はここまでだと思います。

そして年に数回取引すればいいほうです。

中には「デイトレードだ」「スイングトレードだ」と言って頻繁に取引する人が現れます。

これはそもそもの投資金額が小さい方に多いです。

少しの株を持って寝かしておいても、大化けしない限り大した利益が得られません。

それならば上がりそうな株を買って売ってを繰り返し、資金を効率的に使おうという考え方です。

そのスタイルに取引は必ず1日で終わるデイトレードと、数日から2〜3週間は持ったままになるスイングトレードがあるということです。

このスタイルの選び方はどちらが勝てるというものではなく、本人の性格、相場にどの程度の頻度で向き合えるかなどの要因から決まってきます。

やってみて自分がストレスを感じにくい方が向いているという事です。

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資金効率を考えだすと信用取引はどうだろうと思うようになります。

なぜなら信用取引では口座に預けているお金の3倍の株を買うことができます。

思惑通りに価格変動した場合は、現物株の3倍の利益が得られるという事です。

信用取引では売りから入ることもできます。

これは持っていない株を売るのですから、どこかから借りてきて売ることになります。

貸してくれるのは証券会社が用意してくれるので個人が考える必要はありません。

借りてきていますから、貸株料というものを支払う必要があります。

逆に買っているときもお金を借りて買っているという扱いなので金利を支払う必要があります。

この制度も理解するのは容易かったです。

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ところがFXや日経225先物では借りて売る概念がありません。

そもそも日経225先物にはモノが存在しません。

FXでは金利を支払ったり貰えたりしますが、これは今回のことと違う理由なので置いておきます。

倍率も信用取引の比ではありません。倍率のことをレバレッジといいます。

FXでは日本の個人口座では25倍です。

日経225先物では、多少変動しますが23倍から26倍程度です。

なのにお金を借りて買う概念もありませんし、モノを借りて得る概念もありません。

不思議でした。

理解するのに数日かかりました。

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出した結論は「そういうルール」なんだということでした。

FXや日経225先物はデリバティブ(派生商品)と言われる部類に入ります。

株が現物があることに対し、いわゆるモノはないけど取引されている。

こういうものをデリバティブ(派生商品)といいます。

これらは株の売買と同じ概念と思わないほうがいいです。

どちらかといえばゲームに置き換えたほうが理解しやすいです。

もうルーレットでもバカラでもなんでもいいです。

株とか通貨をベースにして人が創りだした全く新しいものがデリバティブ(派生商品)です。

そう理解することでようやく売れること、信用取引と同じ意味の金利や貸株料はつかないことが納得出来ました。

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FXや日経225先物の株に対する優位性はまた別の機会にするとします。

FXや日経225先物ってどんなんだろう?ちょっと調べたら同じような所で躓いたというような方にこの記事がお役に立てればと思います。

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オートレ松村 について

オートマチックトレード株式会社 Automatictrade.Inc 機関投資家が行なっている自動売買も個人投資家も必要になる時代がくるとの思いから2006年自動売買関連システム専業のシステム開発会社を立ち上げる。 以来、個人投資家に自動売買サービスを提供する一方、証券会社のサービスの構築、証券会社とAPIを通じたコラボレーション、証券取引所から相談を受けたりなど、自動売買業界の先駆者として活動している。
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