システムトレードの取引ルールというと
自分にはわからないロジックで、どんどんお金を稼ぐのだ
と思っている人がいます。
それは違います。
本来は「自分の知っているロジックで、代理的にトレードを行っておいてくれるもの」です。
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あなたの投資を自動化します
オートマチックトレード
松村博史
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このことは自動売買へのアプローチは2通りあるでも触れたことあります。
おさらいすると自動売買へは理論系アプローチと実験系アプローチがあります。
それぞれの実践の仕方は
理論系の方は優位性があるとわかっている人間の手でもできる取引ルールを機械に落としこむ方法。
実験系の方はバックテストできるツールを使ってとにかく闇雲にバックテストを繰り返し結果のでる取引ルールを見つける方法。
どちらにも一長一短がある。
ということでした。
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・自分で検証したルールならまだいい
自動で動いている取引ルールがどんな時に買ってどんな時に売るのか知っていることは重要です。
なぜ重要かというとこれを執筆している2015年4月現在では、まだ完全に機械におまかせよりも人が適度に介入するハイブリッド運用が推奨されるからです。
わかっていないと、止めるタイミング、始めるタイミング、取引ルールを入れ替えるタイミングが全くわからないのです。
理論系の方法は理解しているはずなので問題ないです。
実験系の方法は売買タイミングを本人もわかってない可能性があるので注意が必要です。
それでも自分で検証したルールなら、結果とチャートを見比べるでしょうからまだいいです。
それもしないとなると問題ですが。
他人が作ったルールが実験系アプローチなんかだったりすると、過去の実績しか信じるものがなくなります。
一体どのタイミングで開始停止の操作をするのがいいのかがわかりにくいという事です。
一説には最大ドローダウンを更新したらという話もありますが、あくまで目安です。
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・おわりに
今日は冒頭が引用になっているのですがお気づきだったでしょうか?
文章は
月に10万円、1万円を増加させることの重要性をきちんと認識することが着実なトレードのスタート地点
の一文を借用させて頂きました。
自動売買に取り組む姿勢を書かせてもらうことも多いのですが、同じようなことを思っている人がいると思えるだけで自信がつきますね。
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