システムトレードをやっているからには何があってもサイン通りに売買すべき
そういう考えもあることはわかります。
でも連休の時にはそうでもないんじゃないかなぁと考える私です。
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あなたの投資を自動化します
オートマチックトレード
松村博史
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あれは2010年の春でした。
資産増加率135%の設定 2010年でご紹介させていただいた取引ルールを使って自動売買を楽しんでおりました。
連休前にシステムは買いでポジションを持って、連休突入。
連休中に嫌なニュースが。
そうです。ギリシャ・ショックです。
ギリシャは2015年の今年もなんやかんややっていますが、2010年にもやってるんですね。
月曜日、日本は休み。決済できない。
アメリカ下がる。ドル円下がる。「うわ~まずいな。下がって連休明けだな」
火曜日、日本は休み。決済できない。どんどん下がる。
内心「やめてくれ~。早く決済させてくれ~」という心境です。
損切り設定していても関係ありません。それを超えてどんどん下がります。
連休が明けた時には2ヶ月分の勝ち分をふっ飛ばしておりました。
これが成績表です。
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・止めてもいいんじゃないか?
そういうことがあったので、連休前にはポジションをフラットにするようにしています。
簡単に言うと建玉を全て決済しておく。ですね。
もちろん、連休中に爆勝ちするときもあると思います。
だけど大きく負けた時の回復の大変さを思うと、そのリスクは負うべきではないという考え方です。
こちらの記事にも説明がありましたけど、負けると回復するのに時間がかかるんですよね。
月に10万円、1万円を増加させることの重要性をきちんと認識することが着実なトレードのスタート地点
単純ですが1ヶ月で10%増減する取引ルールがあるとしましょう。
先に負けてから、次に勝った場合
100万から10万を引くと
90万です。当たり前ですね。
では、90万から、めでたくひと月で10パーセント増やせたヽ(´▽`)/
という場合は、いくらですか?
90万の10%は、9万円。
90万+9万は99万円です。つまり、一度10パーセント減をすると、仮に、その次の月で10パーセント増加させても、原資回復にもならないのです
ということなんです。
連休中に30%とか減らしてしまったら、おおごとです。
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これが理由で、連休前にはシステムトレードをお休みしてもいいと思います。
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・オートレなら
買い、売りともに無条件返済の設定を有効無効を「無効」で作ります。
金曜日のしかるべき時間に「有効」に変更します。
同時にその他の新規の設定を「無効」に変更します。
連休中は穏やかな気分でお過ごしください。
連休が開ける前に、全ての設定の有効無効をもとに戻しておきます。