今巷ではベンチャーキャピタルから企業への投資が盛んだそうである。
解説では資金の量的緩和で余ったお金が株式市場に流れていたが溢れてきたと言っていた。
昨日に引き続きマクロの話になるが読んで欲しい。
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松村博史
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ベンチャーキャピタルにお金が回りだした理由はひとえにこれである。
アベノミクスによって金融が大幅に緩和され、円安株高による企業の内部留保が増えた結果、今の日本経済は全体として投資余力が増えている。さらに、国債ではなく株式への投資が推奨されていることや、巨額の政府資金が直接的または間接的にベンチャー投資に回されていることなどで、ベンチャーにとってはこれまで以上に資金調達が行いやすい環境が整いつつある。
巨額の政府資金とは言わずもがな私達がはらった税金である。
そのお金が日銀→大手都市銀行→いわゆる銀行とながれた。
まだ溢れているお金がベンチャーキャピタルにきた。
私の友人のベンチャーキャピタリストに話を聞くと、ようやく流れてきたという感じですねと言っていた。
この流れは昨年(2014年)初頭から想定していたことだそうだ。
なんだかITバブルを彷彿させる。
ITバブルとはこんなものだ。ウィキペディアから抜粋。
ITバブルとは、日本では、1999年(平成11年)1月から2000年(平成12年)11月までの景気拡張期を景気の名称(通称)で、ITバブルの他に、IT景気(アイティーけいき)や、ITブームなどと呼ばれる。また、2000年(平成12年)12月から2002年(平成14年)1月までの、ITバブル崩壊による景気後退期を景気の名称で、IT不況(アイティーふきょう)や、第3次平成不況、デフレ不況などと呼ばれる。
またITバブルが起こった原因はいかのとおり(世界の金融の歴史辞典)
ITバブルが起きた原因の一つは、1990年代後半が世界的に過剰流動性が高まっていたことです。1990年代は、日本のバブル崩壊や欧米の経済低迷などで、日・米・欧州共に金融緩和(政策金利が下げられる)の時代でした。
原文には「金融緩和でだぶついていた資金」とも書いてある。
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同じだ。今の状態と同じ。
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賢明な読者の方には、このことを念頭に置いて投資にいそしんで欲しい。