『幸せな小金持ちへの8つのステップ』という小冊子を頂いた
その中に「大金持ちではなくて、小金持ちが一番幸せなのかもしれない」
と書いてあった。そこは納得。
だが小金持ちについて小冊子の定義と逆にすることを考えてみた。
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松村博史
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・小冊子での小金持ちの定義
自分が所有するビジネスから2500万円ほどの収入、そして投資その他の収入がもう500万円。これだけあると、お金のことを日常的に考えなくても、好きな事をして生活できます。
と書いてある。その他に資産1億円が必要らしいがそこは置いておく。
これの逆はできないものか考えてみた。
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・本業で500万円、投資で500万円以上
「自分が所有するビジネスから2500万円ほどの収入」
まずこの部分が起業経験があってしかもちゃんと回っている人でないと想像できない。
何をすればそんなことになるんだろうとなってしまう。
小冊子には好きなことをビジネスにすると書いてある。
おいしい料理を客に提供したいレストラン成功者やお花が大好きで花屋がうまく行っている例が書かれてあった。
好きなことをビジネスにすることには大いに賛成。
だけど今の仕事を捨てて、人生を賭けるのは大抵の人が躊躇するはず。
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逆に本業で500万
会社勤めをしていれば本業で500万円はいずれ達成できそうなレベル。
手に職があり好きなことでビジネスを立ち上げたとする。
わたしの経験上の話で申し訳ないが、年収500万円くらいなら誰も雇わずとしても真面目に仕事していれば達成できる。
会社で事務仕事だけをしている人が独立して稼ぐのには時間がかかるだろう。
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投資で500万以上
1年目から達成するのはほぼ不可能と思おう。
投資に使える余裕資金がかなり大きいか、ひとかたならぬ投資センスのある方なら達成してしまうかもしれない。
現実的に見て個人投資家では利益目標は年利30%くらいに置いている人が多い。
これは銀行の金利からして考えられない数字という方が多いと思う。
からくりがあって、投資初心者が投資に使うお金くらいならこの年利は達成できる。
逆に10億円20億円を年利30%で回すのは出来なくはないがかなり難しい。
覚えておくといい、100万円200万円を1年で倍にすることは本当に出来る。
自分の口座残高が増えてきた時には分散投資を考えねばならず、口座残高が少ないときのようには率は高くならないと考えたほうがいい。
実際、こういう取引ルールもある。
だから年利30%は出来るものと考えよう。
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ただし、明日から年利30%達成できるスキルはあなたにはない。
投資で年利30%またはそれ以上を作り出すスキルを得るにはそれなりに時間が必要である。
そして少額でもかまわないから練習も必要である。
スキルは座学では備わらない。やってみることが本当に大事だ。
そしてそこそこ手法がわかってきたら、自動売買に設定すればよい。
あとは自分の時間を使わなくてもお金がお金を増やしてくれるサイクルに入る。
このようにして投資で500万いや小冊子に対抗して2000万円以上をめざそう。
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・本業500万円、投資2000万円のほうがお得
税金や自由度を考えると投資でお金を得たほうが有利だ。
役員報酬や給与所得には所得税がかかる。ビジネスを成功させ役員報酬をたくさんもらうと33%〜40%の税率となる。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
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195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超 | 40% | 2,796,000円 |
「年収1000万 損」で検索してしてみて欲しい。このことについては多くの人が言及している。
これに対し投資で得た所得は申告分離課税で一律20%だ。
この他に復興税、市民税県民税、健康保険料などがかかるがこれらは、どちらにも同じようにかかる。
総合して小金持ちを目指しているのなら、投資で得たお金の方が残るということがわかる。
投資の場合は法人化してさらに節税する方法も存在する。
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・今回の締め
思わぬところから最良の所得比率を考えるきっかけになった。
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