予測してのトレードは困難 専門家の予想も当てにならない

先週末の米国雇用統計が専門家の事前予想の半分に満たなかった。

事前予想に反して悪かった時、相場は下がるものとされている。

今回の米国市場は通例に反して上がっていった。

同様の内容を2日前に書いたところだが書かずにはいられなかった。

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オートマチックトレード
松村博史

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・予測が当てにならない

米国雇用統計発表後の最初の取引が昨夜あった。

NYダウはおおかたの予想に反して反発。

このおおかたが誰を指すのか難しいところだ。

上がったということは上がると思って買った人がいるということだ。

その方たちは予想的中という事。

テレビやネットで評論している方たちも専門家なのだが、その方たちの予想が外れたという事。

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・予測や思惑を捨てる

システムトレードとはそういう取引方法。

その時起こった一時的な事象に惑わされず、取引ルールが買いを示せば買い、売りを示せば売る。またそのまま保持の指示も出るだろうし、見送りもでる。

その結果が勝っても負けてもルールに従っているだけなので、心理的負担が少ない。

長期に渡りトレードの世界に身を置くのなら心理的負担は省いていきたい。

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システムトレードは勝てますか?

答えはイエスであり、ノーである。

勝てる取引ルールなら勝てる。逆に負ける取引ルールなら負ける。

システムトレーダーは時間をかけて勝てる取引ルールを模索する。

勝てる取引ルールでも自分のスタイルに合わない取引ルールは採用できない。

例えば、最終的には勝つが、一日に数回注文作業が必要なルールとか。

自分ができる取引内容で勝てる取引ルールを作ることが肝心である。

だからシステムトレードも人が作ったものをそのまま真似るのは出来たり出来なかったりする。

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では自動売買にすれば勝てますか?

こちらも勝てる取引ルールがあればという前提がある。

それも相場の状況に応じて数種類の取引ルールは必要だと考えたほうがいい。

数種類の取引ルールを人間の判断力で切り替える必要がある。

2015年4月現在の自動売買はまだそういうものだと理解して欲しい。

取引ルールを切り替える時は先日書かせていただいた。

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ちなみに今回米国市場が予想に反して上がっていった原因は原油が上がったからだそうである。

あとになってみればなんとでも言える。

オートレ松村 について

オートマチックトレード株式会社 Automatictrade.Inc 機関投資家が行なっている自動売買も個人投資家も必要になる時代がくるとの思いから2006年自動売買関連システム専業のシステム開発会社を立ち上げる。 以来、個人投資家に自動売買サービスを提供する一方、証券会社のサービスの構築、証券会社とAPIを通じたコラボレーション、証券取引所から相談を受けたりなど、自動売買業界の先駆者として活動している。
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