テレビで自動車の自動化について特集されていた。
自動車の自動化と、投資の自動化は同じ道をたどっていると感じる。
投資の自動化の未来に期待が持てます。
あなたの投資を自動化します
オートマチックトレード
松村博史
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ちなみにそのテレビ番組は2015年3月28日のウェークアップ!プラスです。
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・自動車の自動化レベルについて
さすが自動車産業のような大きな業界は標準化されたものがきちんと整っていて素晴らしいと思う。
以下の表はアメリカのものであるが日本のものもあるらしい。
出演していた専門家によると現在実用化されている自動車の自動化のレベルはレベル1とレベル2の間ということだった。
特定の状況下で加速、操舵、減速のうち複数の操作を自動車が行う。
特定の状況下とは駐車場内、自動車専用道路など障害があまりない環境をいうらしい。
このレベルでは監視も責任もドライバーにあるということだそうです。
まだまだそのレベルなんですね。
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・投資の自動化に置き換えてみると
こんな表を投資の自動化の業界でも用意出来たなら、各社それに合わせて自社のレベルをアピールできるので利用者にとって目安になると思う。
私なりに考えてみよう。
加速、操舵、減速の部分は
市場および銘柄の選択、売買のタイミングの決定、注文行動 と置き換えてみたらどうだろうか?
レベル1
市場および銘柄の選択、売買のタイミングの決定、注文行動のいずれかをコンピュータが行う。
レベル2
特定の状況下で市場および銘柄の選択、売買のタイミングの決定、注文行動の複数をコンピュータが行う。
というように。
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・それぞれの技術の現在の状態について
さらに一つ一つの技術について考えてみよう。
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市場および銘柄の選択について
取り引きする金融商品を株にするか先物にするかFXにするかを自動で選ぶことの出来るものは、個人向けのシステムでこれを自動で行うものは未だ無い。
市場を株式にすると人間が選択した時、銘柄選びの支援をしてくれるソフトウェアは存在する。
支援してくれるとはいえ、投資に使える資産など投資家それぞれ条件は違うので、どんな銘柄を選んでくるかの条件は利用者が与えなければならない。
これらのシステムもどんどん進化していくだろう。
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売買のタイミングの決定について
これはあるにはある。
- オートレシリーズ(弊社、株、日経225先物、FX)
- 岡三RSS (岡三オンライン証券、株、証券先物、FX)
- マネックストレーダー(マネックス証券、株)
- メタトレーダー(FX業者各社、FX)
弊社のオートレを除いては売買ルールを自作するためにはプログラムの知識を必要とする。
プログラム済みのファイルを販売している業者もある。
それらの業者では「勝てる」とか「資産が増える」ということをウリにしているが、これは間違いである。
あなたのかわりにプログラミングをしましたとアピールすれば問題ない。
だがそれでは売れない。
そこは購入する側の意識の変化にも期待したい。
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発注行動の自動化について
この部分が一番確実に利用者に利便性をもたらせる。
さきの売買のタイミングを決定するソフトウェアについては、すべてこれを実現している。
この技術は無人で実行できるレベルまで確立していると見ていいだろう。
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この中で売買タイミングの決定についてはさらに踏み込む必要がありそうに思う。
これについてはまたの機会に考えてみたい。
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・投資の自動化もまだまだ未熟
こうしてみてみると一見完成しているかのように思う投資の自動化もまだまだ発展途上である。
今の段階をもって自動売買は儲からないと結論付けるのは早過ぎる。
自動車の自動化では実証実験はメーカーに任せる他ない。
しかしながら投資の自動化の実証実験は、売買タイミングを決定するソフトウェアをつかい、個人投資家それぞれが自分で行うことが出来る。
もしかしたら自動車の自動化よりレベル3に上がったりレベル4への到達は早いのかもしれない
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オートレではデモ取引をご用意しています。ぜひご利用ください。