小さなことからコツコツとは人としては大事な事です。
これを自動でやらせようとする人は大勢います。
でもこれは間違いなんです。
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あなたの投資を自動化します
オートマチックトレード
松村博史
スキャルピングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
デイトレードの中でも、数秒~数分の間に数ティック上下しただけで売買および反対決済を成立させる手法を指して「スキャルピング」と呼ぶ。
(wikipediaより抜粋)
この手法名前が付いているだけあって、行なっている人は多いです。
センスのある方ならコツコツと利益を積み上げることができます。
そこでこのような短時間売買の手法を自動売買にやらせようとするお客様は大勢います。
でもうまくいかないです。
なぜか?
- 理由1 利益に対する手数料が大きすぎる
- 理由2 約定値が滑った時の遺失利益が大きすぎる
- 理由3 指値を使っている場合、デモ取引と乖離が生じやすい
理由1と理由2は似ています。
1回の利益に対する手数料や1ティック(pip)のの割合が大きいと、その取引を繰り返せば繰り返すほど、理想と現実に差が出てきます。
人の手でスキャルピングを行なっている場合は、調整ができます。
さっき勝ったから今回の利益は少なめでOK。
さっき負けたし利が乗りそうだから今回の利益はいつもより2ティック(pip)上で。
のように。
ところが自動売買にやらせていると、相場観には関係なく同じように取引を忠実に繰り返します。
この教えたとおり忠実に繰り返すというのが短時間売買では問題なのです。
ところが
機関投資家はHFT(高頻度売買)というものを行なっています。
なぜ出来るかというと
- 手数料が個人投資家のものと比べて格段に安い。
- 潤沢にお金をかけて高頻度売買専用のシステムを作り上げている。
という事が言えます。
手数料はボリュームディスカウントが効いてきます。たくさん取引するので1回ずつの手数料は割安でいいですよと。
システムはまずコンピュータ。とんでもなく速いマシンを用意しています。
データベースサーバー1台300万円也。その他同等マシンを数台。
そしてネットワーク。取引所のコロケーションサービスというものを利用します。
取引所サーバーと同じ建物同じフロアに設置しますよというもの。
月額30万円から100万円超也。
こういうことをしているので、1ティック抜きとか大丈夫です。
個人で1枚ずつ1ティック抜いたら400円づつしか勝たない。
でも1ティック抜きが1日トータル1万枚できれば手数料も安ければ450万円の利益とかできてしまう。
だから可能なのです。
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ですから考え方を変えましょう。
短時間売買の取引ルールを作る時のめやすとしては1ティック(pip)の変動金額または手数料の10倍を狙うようなルール作りをしてみましょう。
日経225ミニなら5000円。FXでも1万通貨で5000円くらいを目標に。
もっと大きければ大きい方がいいんですよ。
ただ大きくしようとすると、勝率が悪くなったりするのでそこは兼ね合いです。
逆に1回あたりの期待利益を小さくすればバックテストで勝率のいいものを作ることはできます。
実売買では使えないことが多いです。
いろいろ試してみて下さい。
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