株の価格取得、225の価格取得

今回は開発ネタになります。

価格の取得の仕方について

あなたの投資を機械します
オートマチックトレード
松村博史

価格取得って課題なのです。

今では、契約した会社から価格は取得させていただいていますが、最初の頃は苦労したものです。

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・日足の取得

自動売買システムを考える時、そのタイムスパンは重要です。

売買の判断には価格が必要となりますが、価格の取得は簡単ではないからです。

まず、日足を使った取引ルールの場合、価格の取得は1日1回でいいです。

そうするとぐっとハードルは下がります。

私がやったのは

http://www.edatalab.net/kabu/

から価格を取得する方法。とりあえず自動ではなく手動で取得していました。

次に欲しくなったのはその日の始値。

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・現在値の取得

始値が昨日の終値より2%下がっている銘柄を選び出し、注文したかったので。

これはどこにも落ちていないので困りました

しかたがないので、証券会社の取引システムに自動ログインして、指定した銘柄の価格を取得するというプログラムを書きました。

これについては本当は欲しい情報だと思うのですが、書いてしまうと推奨しているようにもなってしまうので、どこまで書いていいのか難しいところです。

私はすべてゼロから組み上げましたが、価格を取得できたりするツールを配布しているサイトだけ紹介しておきます。

http://robotbrain.jp/

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・価格取得は一筋縄では行かない

やってみて、わかったことは、

証券会社の取引ページからは株の銘柄全部を一度に取得することはできない。

20ずつくらいにわけて取得する必要がある。

これの意味することは、そのたびにWEBアクセスが発生し、その分時間がかかるという事です。

初めて作った価格取得プログラムは、500銘柄取得するのに1分くらいかかりました。

寄付き値を知って取引するためには500銘柄が限界だったということです。

証券会社提供の取引システムでは価格が変更されるたびにピコーピコーンと色が変わって知らせてくれますが、あれは良くできたシステムだという事です。

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・取得データの少ない商品カテゴリーがいいです

それが225のシステムを作る時に格段に楽になりました。

銘柄が2つしか無いのです。限月のことを考えても8つも取得すれば充分です。

1回で取得できますし、処理も楽です。

FXも同様、せいぜい30、よく取引される通貨ペアに限れば20も取得しておけば充分です。

取引システムの自作を考えるのなら、日経225先物かFXからにしましょう。

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・価格取得の現状

今のオートレのプログラムはjavaという言語で書かれています。

最初はphpという言語で書いたのですが、速度は実測値で8倍になりました。

さらに置いているサーバーも当時の物より強力です。

そして価格取得については、契約している会社から取得できていることが何より違います。

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オートレ松村 について

オートマチックトレード株式会社 Automatictrade.Inc 機関投資家が行なっている自動売買も個人投資家も必要になる時代がくるとの思いから2006年自動売買関連システム専業のシステム開発会社を立ち上げる。 以来、個人投資家に自動売買サービスを提供する一方、証券会社のサービスの構築、証券会社とAPIを通じたコラボレーション、証券取引所から相談を受けたりなど、自動売買業界の先駆者として活動している。
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