今回は開発ネタになります。
価格の取得の仕方について
あなたの投資を機械します
オートマチックトレード
松村博史
価格取得って課題なのです。
今では、契約した会社から価格は取得させていただいていますが、最初の頃は苦労したものです。
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・日足の取得
自動売買システムを考える時、そのタイムスパンは重要です。
売買の判断には価格が必要となりますが、価格の取得は簡単ではないからです。
まず、日足を使った取引ルールの場合、価格の取得は1日1回でいいです。
そうするとぐっとハードルは下がります。
私がやったのは
から価格を取得する方法。とりあえず自動ではなく手動で取得していました。
次に欲しくなったのはその日の始値。
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・現在値の取得
始値が昨日の終値より2%下がっている銘柄を選び出し、注文したかったので。
これはどこにも落ちていないので困りました
しかたがないので、証券会社の取引システムに自動ログインして、指定した銘柄の価格を取得するというプログラムを書きました。
これについては本当は欲しい情報だと思うのですが、書いてしまうと推奨しているようにもなってしまうので、どこまで書いていいのか難しいところです。
私はすべてゼロから組み上げましたが、価格を取得できたりするツールを配布しているサイトだけ紹介しておきます。
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・価格取得は一筋縄では行かない
やってみて、わかったことは、
証券会社の取引ページからは株の銘柄全部を一度に取得することはできない。
20ずつくらいにわけて取得する必要がある。
これの意味することは、そのたびにWEBアクセスが発生し、その分時間がかかるという事です。
初めて作った価格取得プログラムは、500銘柄取得するのに1分くらいかかりました。
寄付き値を知って取引するためには500銘柄が限界だったということです。
証券会社提供の取引システムでは価格が変更されるたびにピコーピコーンと色が変わって知らせてくれますが、あれは良くできたシステムだという事です。
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・取得データの少ない商品カテゴリーがいいです
それが225のシステムを作る時に格段に楽になりました。
銘柄が2つしか無いのです。限月のことを考えても8つも取得すれば充分です。
1回で取得できますし、処理も楽です。
FXも同様、せいぜい30、よく取引される通貨ペアに限れば20も取得しておけば充分です。
取引システムの自作を考えるのなら、日経225先物かFXからにしましょう。
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・価格取得の現状
今のオートレのプログラムはjavaという言語で書かれています。
最初はphpという言語で書いたのですが、速度は実測値で8倍になりました。
さらに置いているサーバーも当時の物より強力です。
そして価格取得については、契約している会社から取得できていることが何より違います。
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