これを聞いてピンと来たのは投資が自動化されると負ける人がぐっと減るのではないかということ。
現在のFXや日経225先物では、新規口座が開いてその口座で取引がなくなるまで概ね3ヶ月くらいだという。
どうしてこんなことになるのか?
あなたの投資を安全面から見守るシステムを作り続けて10年
松村博史
大阪市内の自宅から
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3ヶ月位で取引がなくなるというのは今までたくさん訪問してきた証券会社の方たちが言っていることなので、大きくハズレてはいないだろう。
どうしてこんなことが起きるのかというと、自分が許容できる範囲の資金を失ってしまったからといえる。
逆に勝ち続けられるのは上位5%と言われていて、取引をしなくなった人たちのお金はその方たちに流れていったのである。
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資金を減らす人の方が圧倒的に多くて、少数の勝ち組に資金は入っていくのだから、勝ち続けられる人は莫大なお金を得ることになる。
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私は思うのだが、自動運転が普及すると事故率が1/10になると言われているのと同様に、投資の自動売買を行えば、その方が負ける確率がぐぐっと減る。
負けていないということは微妙にでも勝っているということだが、戦い続けることができればいつか大きく勝つチャンスもある。
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では負ける人がいなければ勝つ人がいなくなるのではないかということになるが、自動売買の普及率が100%になればそういったことも考えられる。
少し勝つ人が半分少し負ける人が半分ってな感じかもしれない。
しかしながらそんなことは考える必要はなくて、いままで文明が発達してからの長い歴史の中で一つのものが普及率100%になったことはない。
こんなに普及している携帯電話でも持っていない人もいるのである。日本では投資自体の普及率も10%そこそこだそうだ。
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また、自動売買で投資をすると負けにくいということだが、中には短期で大きく勝ちたい人もいる。
ヘッジファンドなどはまさにそうで、勝たなければお客様から支持を得られない。
今は自動売買の方が勝てるのでヘッジファンドは自動売買をしているが、自動売買の普及率が高くなればまた手動の投資の比率を上げるのではないだろうか?
自動売買ってもうかりますか?というエントリーでも書いたが短期で儲けるならば人の手が最強である。
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今考えられる自動売買でこんなことできたらと思うものがある。
ヘッジファンドが大きく動いたことを察知して、同じ方向に自分も取引する自動売買プログラム。
数年という単位で、パフォーマンスのいい結果をもたらすと思う。
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新しいものの優位性というエントリーでも似たようなことを書いたが、新しいものが優位性を誇れるのは普及初期から中期のことである。
自動売買の普及しきっていない今だからこそ、チャレンジする価値がある。
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あなたは普及率があがって周りが自動売買するまで待ちますか?