トラリピは勝てるのか?

ナンピン、利確を繰り返し自動的に行ってくれるトラリピ注文。自動的に注文してくれるのでチャンスを逃しません。マネースクエアジャパンというFX業者さんの専売ですが、最近ではループ・イフダン注文、iサイクル注文という別の名前で同様の機能が他社からも提供されています。果たして勝てるのか?

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自動売買プラットフォームの老舗
オートマチックトレード
松村博史
大阪の事務所から

結論からいいましょう。

条件付きで勝てます。

条件というのは価格が一定の幅(これをレンジといいます)で上下に推移しているときは、面白いように利益が増していきます。

やり方としては、買いだけ、売りだけ、買い売り両方が考えられますが、どれをやっても上記にあてはまります。

弊社では同様の動きをするトレトレという弊社のサービスのデモトレードで3年ほど検証し続けております。

買いだけをする理由は、FXでは買い玉を持っているとスワップといって金利をもらえることが多いです。

ですのでもし、買玉を持っているときに価格が下がったとしてもスワップで取れるということで買いだけをこの仕組みで回すことは考えられます。

そこで弊社でもやってみました。スタートが豪ドル円が80円だった2012-5-09。そこから豪ドル円は2013年4月まで揺れながらですがどんどん上昇し105円まで行きました。

ナンピンは40pipsで5段までと決めて行なっていましたが、その間、実に231回の利益確定を行い、1取引10000通貨で91万円の確定益を得ることが出来ました。

2013年4月からは落ち始めてしまって、5つの買玉は1年10ヶ月のあいだ活躍していません。

そしてその含み損が56万円となっています。せっかく91万円の確定益がありながら56万円も減らして全く仕事をしていないです。

買いのトラリピ(iサイクル、ループイフダン、トレトレ)ではこんな目にあってしまいます。

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売りだけをする理由は、あまり考えられなかったので行なっていません。

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買いと売り、両方を行う場合。

実はこれが一番効率はいいです。買いだけで行うより2倍のスピード感があります。

また、相場が上がりそうとか下がりそうとか考える必要がありません。どちらでも揺れてくれればいいです。

検証している全部のアカウントで、2014年の1月から8月は絶好調となりました。

が黒田バズーカのあとの円安で売り玉が含み損をかかえ、あえなく撃沈でした。

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以上の検証からトラリピ系の自動売買をするときは、なんらかの対策が必要と思います。

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弊社内では実はちゃくちゃくと計画が進行しています

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オートレ松村 について

オートマチックトレード株式会社 Automatictrade.Inc 機関投資家が行なっている自動売買も個人投資家も必要になる時代がくるとの思いから2006年自動売買関連システム専業のシステム開発会社を立ち上げる。 以来、個人投資家に自動売買サービスを提供する一方、証券会社のサービスの構築、証券会社とAPIを通じたコラボレーション、証券取引所から相談を受けたりなど、自動売買業界の先駆者として活動している。
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