おめでとうございます。
今年もさまざまな課題に挑戦し続けたいと思います。今回は私がほうっぅ!と感じた話題をふたつ。
自動売買プラットフォーム開発の老舗
オートマチックトレード
松村博史
大阪市の事務所から
昨年末に、立て続けに同じような相談がありまして、ただ日本でだれも解決していない課題と思われるので弊社にとっても大きな課題なわけです。でも同じような話がちらほら出ているという事は、これを解決すると喜ぶ人が大勢いると思われるわけです。
年末年始、挨拶の時間以外はそのことで頭がいっぱいでしたね。どうすれば解決できるのか。ああでもないこうでもないと思いを巡らせインターネット検索の繰り返しでした。まだ決定的な解決法は見いだせていませんが必ず解決することでしょう。
ここで最近私がほうっぅ!と感じた話題をふたつ。
ひとつめはユダヤ人のお金に関する感覚について。
金融関係のシステム開発をしておりますと、競合が外国の会社ということがしばしばあります。日本でもそういったシステムを開発している大手が居ないという理由でロシアやイスラエルの製品を導入しサービスしている会社も複数有ります。
で、先月システムトレード関係の方と夕食を共にしているとき、このままでは金融系のシステムは全部外国人に先を越されてしまうというお話になりました。その方曰く、先の会社はロシアの会社って言ってるけどおそらくユダヤ系ロシア人だよ。外国にというよりユダヤ人が金融には強くてそれにはわけがあるということでした。
私は「ユダヤ人は昔から土地を追われて数字に強くなるしかなかったからお金には強いんですよね。」といいました。
しかし、これはかなり浅はかな話でその方曰く、ユダヤの人は昔は差別されてた。これは事実。また中世ヨーロッパではお金は汚いものとされ身分の低い人達がお金を扱っていた。それがユダヤの人たち。時代が流れ資本主義社会になったのでユダヤ人が脚光を浴びる世の中になってきたんだと。
これはあながち嘘ではないと思いました。似た話が新渡戸稲造の武士道にも書かれていまして、それは日本のことですが明治維新で廃藩になったあとお城勤めの武士たちは、現代で言う退職金にあたるお金を受け取り、お役を解かれてしまいました。その後武士たちは生活をしなければならないわけですが、慣れない商売をするものも多かったそうです。ですがそれまで商売とは無縁の武士たちです。稼ぐことに長けた町の商人たちとは違い、たちまちいただいた退職金を失いお家が断絶してしまったという話もたくさんあったそうです。昔習いましたね「士農工商」。ここでも身分は低いとされている商人が稼ぐことが上手だったわけです。ちなみに武士道は私の好きな本ベスト10には入ります。
ユダヤ人の家族のエピソードも聞きました。ユダヤ人が集まると昨年いくら稼いだかって話になるそうです。家族でもだそうです。そして稼いだものが素直に尊敬されるんだとか。日本では義理の弟の年収を聞くなんてあんまりない話ですよね。
2つめは日本人で株取引をしている人口について
1月4日のサンデーモーニングで寺島実郎さんが言っておられたんですが、日本人で株を持っている人は12%だそうです。
この数字を聞いてまだまだ少ないんだなぁと思いました。携帯電話やfacebookやLINEのように新しく出たものが、全体に行き渡るようなヒットになるには全体の15%が利用しているような状態になったらということを聞いたことがあります。
そこから我も我もとみなさんが所有したり使い出したりするんでしょうね。ということは株は歴史が長いのに12%止まりということで人数でいうと国民全体に広がるってなことはないのかなぁなんて思っていました。
でも私はお金に働いてもらうことを否定すると資本主義の恩恵の片翼を放棄しているようなものなので投資はしたほうがいいと思います。
それでは今年もよろしくお願いいたします。